午後は部屋に戻って、仕事。
新型コロナウイルスの感染が世界中に拡大し始めており(この日は3/14)、日本国内の状況、政府の対応など情報収集に追われていました。
そんな時、ギリのスタッフが驚愕のニュースを知らせてきました。
「モルディブ政府が、”明日からリゾート間の移動を禁止する”と発令した」と。
えっ!?
えっ!?!?
えっ!?!?!?
どーゆーこと!?!?!?
私は翌日、ここギリランカンフシをチェックアウトして、最後のリゾート「ミライドゥ」へ移動予定だったのです。
スタッフに「明日の何時からダメになるの?」「リゾート間の移動はダメって、、空港経由は良いの?」などいろんな質問しても、
「我々も、最新情報を入手しようとあちこちに問い合わせているのですが、二転三転、錯綜していてわからないのです」
だよね。
加えて、『明日より、ドイツ、フランス、イタリアからの入国を禁止する』というのも発令されたので、リゾート内てんやわんやです。
こんな非常事態は政府も含めてもちろん初めてのケースで、モルディブだけでなく、世界中が動揺しておりました。
そんな時、ミライドゥのマネージャーからも電話がかかってきて、
「政府の対応は聞いていますか?とても残念ですが、アナタの場合、明日のチェックイン(移動)を受け入れられなくなりました」
と。。。
ガーーーン😱
明日日本から到着して、ミライドゥへ移動するお客様がいらっしゃいましたが、この場合『国際線で到着、空港→ミライドゥへ移動』なので、受け入れOK。
私も「ギリ→空港経由→リゾート移動」なんだけど、このケースはダメなんだと。とても複雑なルール。
日本への帰国予定は翌々日。
「明日は空港で野宿かなぁ。モルディブは暑いから死ぬことはないか。。じたばたしてもしょうがない!」と、少しずつ覚悟を決めていました。
太陽が少し沈み始めたころ、リゾートマネージャーのニコラス氏から「バーで打ち合わせをしましょう」と連絡あり。
オーバーウォーター・バーは西側に建っているので、夕日を見るのにベストプレイス。
野宿の覚悟は決めていたけど、
とても忙しいリゾートマネージャーのニコラス氏と話せる貴重な機会を得たので、ダメ元で「明日、もう1泊させてもらえませんか?」と聞こうと思っていたところ、
ニコラスの方から、
「明日、ミライドゥへの移動はできなくなりましたね。。日本への帰国は明後日ですね?
どうぞ、ここにもう1泊してください」
と言ってくれたのです!!
この時、ニコラスに後光が差してきました✨
神降臨😇
ニコラス(ギリランカンフシ)の御恩を、必ず返さねば!と強く心に誓いました👆
太陽が赤く染まり、神秘的な美しさを放つ夕焼け
世界中が得体のしれない、目に見えないウィルスに脅えているというのに、
今日も太陽は海に沈み、海は穏やか、、昨日と全く変わらない。
人間って、ちっぽけだなぁ。。
と、柄にもなく感傷に浸っている場合ではない!!
状況がころころ変わっているので、本日到着されるお客様達がちゃんと移動できるかを各リゾートに再確認せねば!
それから2時間ほど、情報収集や確認作業を行い、お客様が各リゾートへ移動できることを確認できました。
ホッと一息ついたら、急にお腹が空いてきた。
とっても疲れた時にはやっぱり和食だなぁ。と日本食レストラン「By The Sea」へ行くことにしました。