ギリランカンフシは、2014年から「コーラル・ライン・プロジェクト」を取り組んでいます。
珊瑚はイソギンチャクなどと同じ仲間の動物ですが、植物と同じように二酸化炭素を吸収して、酸素を生成するという地球にとって大切な役割を果たしています。
さらに珊瑚は空気だけでなく、海中をキレイにする役割も果たしています。
ちなみに海が青く見えるのは、珊瑚礁が海中のプランクトンを多く捕食してくれているからです。
そして、台風時などの高波の力を弱める役目を果たしている”生きた防波堤”でもあります。
波が穏やかだと魚たちにとっても住みやすい環境となり、結果として魚の生態系を守っているところもサンゴ礁の役割のひとつと言えるでしょう。
このように私たちの生活にとても大切な珊瑚ですが、オニヒトデの大量発生(珊瑚を食い尽くす)、海水温が高すぎたり、低すぎたりで起こる「白化現象(体内の褐虫藻がなくなり、色を失い白化)」、海、山などの乱開発などにより、珊瑚が消失していっています。
この美しい海や珊瑚を守ろう!という取り組みが、「コーラル・ライン・プロジェクト」です。
「プロジェクト」といっても大げさなものではなく、マリンバイオロジストからコーラルがどのように育っているかを学びながら、水中を見る(=シュノーケリング)というエクスカーションです。
まず、マリンバイオロジストから、珊瑚や水中、魚について講義を聞きます。
ロープ(ライン)にコーラルの断片をつけて育てていきます。
エルニーニョなどの影響を受けやすく、1年後の生存率は約50%ほど。
いろいろな珊瑚世界の海で、約800種の珊瑚があると言われています。
魚の生態系についても学びます年齢や食べるモノによって、色や模様がかわるとか。。
一通り、講義を聞いたら、海へ!
ポンツーン(休憩所)あたりで、水中へ
ロープ(ライン)にコーラルが植えられているのがわかります。
ラインに一つ一つ、手で植え付けていくんです。大変です。。
シュノーケリングをしながら、海中観察。
One Palmtree Island(1本椰子の木の島)辺りは、魚が多い
海や珊瑚の事を学べて、シュノーケリングも楽しめて、とても楽しいエクスカーションでした。