10月初旬、弊社モルディブリピーターのお客様向けに「モルディブ・アンケート」を実施致しました。
初めてモルディブに行った時と、2回目以降のモルディブとでは、リゾート選びの観点が異なるはずです。
経験者だからこその視点で答えていただきました皆様からのご回答を、数回に分けてご紹介いたします。
まだモルディブに行ったことのない方も、経験者の方にも、モルディブを別の視点で見る “新たなきっかけ” になるかもしれません。
是非ご参考下さい。
第4弾は、『ウィズ/アフターコロナでの海外旅行で不安なこと』です。
皆様から頂いた不安点を旅の流れに沿ってご紹介、それに対する回答を「Q & A」方式でご紹介します。
日本出発前
Q. モルディブ入国に際し、日本出発前にどんな手続きが必要ですか?
《回答》
現在、モルディブ入国には、下記の事前手続きが必要です。
・日本ご出発の96時間以内に検査・取得された英文のPCR検査の陰性証明書
・モルディブ到着の24時間以内にオンライン・健康申告書(IMUGA)の記入
※オンライン・健康申告書(IMUGA)では、顔写真のアップロードなども必要です。
・追跡アプリ「Trace Ekee」の事前インストールを推奨
PCR検査につきましては、海外渡航者向けに検査を実施、証明書発行の手続きを行っている医療機関がございます。ウェブサイトで調べていただくと医療機関が出てまいりますので、ご相談下さい。但し、体調不良による検査ではない為、実費(約4~5万円/医療機関により異なります)がかかりますので、予めご了承下さい。
尚、11月より成田国際空港内に『成田国際空港PCRセンター』が開設され、海外渡航する際に陰性証明書が必要な無症状の方を対象に、PCR検査(実費)が可能となりました。11月末までは検査受付から証明書発行まで最短6時間で提供を予定しておりますが、施設の体制が整えば最短2時間での証明書発行を目指します。→詳しくはこちら
Q. 急に飛行機のスケジュールが変更・キャンセルになった場合、どのような対応になりますか?
《回答》
航空会社事由による急なフライト変更・キャンセルの場合、基本的に航空会社が代替便の用意を致します。現地滞在中であれば、弊社と現地手配会社と連携し、フライトの手配やリゾートへの連絡を致します。
Q. モルディブ・日本への入国条件の急な変更が生じた場合、どのような対応になりますか?
《回答》
入国条件が厳しくなる場合、ある程度の猶予を設けて発令されることが多いため、直前で変更になるという事はめったにないと思いますが、弊社と現地手配会社で現況調査の上、ご案内致します。
万が一そのような突発的な事態が生じた場合、費用面でのご心配もあるかと思います。弊社が代理店契約をしている保険会社では、基本保険契約に加え、オプションで「旅行変更費用補償特約」という補償があります。この旅行変更費用補償特約は、出発前にケガや病院で3日以上入院したなどの事由に加え、
・日本国政府の退避勧告等の発出
・日本もしくは外国の官公署の命令
・外国の出入国規制または感染症により隔離が発せられたとき
という事由により、出国を中止した場合、または出国後の旅行行程中に旅行を中途で取りやめ帰国した場合に、負担した費用(取消料、旅行業務取扱料など旅行会社に支払った費用など)をお支払いするものです。
保険会社では、こういった変更費用補償を設けている場合が多いので、是非海外旅行保険のご加入をご検討下さい。
Q. 今後、航空券が高騰するのではないか心配です。
《回答》
新型コロナウイルスの影響で、世界中の航空会社は運航中止や減便により、大打撃を受けております。その為、航空運賃を上げて少しでも収益を増やしたいのでしょうが、現在入ってきている情報では、少しでも多くのお客様にご利用いただくことで経営を維持していく為、すぐに値上げすることはないと思われます。
またリゾートも、スペシャル特典を設定するなど尽力しておりますので、是非前向きにモルディブ旅行をご計画下さい。
空港・乗り継ぎ地
Q. 空港での待ち時間は長いですか?
《回答》
新型コロナウイルス感染予防対策として、体温チェックや検疫強化が実施されており、通常よりもチェックイン手続きや出国審査に時間がかかりますので、ご出発の3時間前までに空港へお越し下さい。
Q. 機内での感染が心配です。
《回答》
各航空会社の航空機には、細菌の99.97%を除去可能なHEPAフィルターが備え付けられており、数分おきに機内の空気が循環・換気されています。搭乗前に徹底した清掃・消毒が行われ、ヘッドホン等の備品も消毒、リネン類は高温洗浄されておりますので、安心してお過ごしいただけます。
現在日本からモルディブへアクセス可能な3つの航空会社の取り組みを別ページにて紹介しておりますので、ご参照下さい。
◎カタール航空の取り組み →詳しくはこちら
◎エミレーツ航空の取り組み →詳しくはこちら
◎シンガポール航空の取り組み →詳しくはこちら
Q. マスクをつけてくれない旅行者が多くて心配です。
《回答》
各空港・各航空会社共に、空港・機内では、飲食時以外でのマスク着用が徹底されております。
(機内でマスク着用を拒んだ場合は、降機を要請されます)
各航空会社では、幼児や健康上の理由でマスク着用が困難なお客様の基準を独自で設けておりますので、ご利用前に各航空会社のホームページなどでご確認下さい。
Q. 乗り継ぎ空港での感染予防策は、どのようになっていますか?
《回答》
日本のみならず、世界の他空港でも、モニタリングによる体温チェック、各施設の徹底した清掃・消毒、ソーシャルディスタンスの確保、接触を極力減らすためのタッチレス・システム、空港内でのマスク着用、空港スタッフの体調管理が徹底されております。乗り継ぎ者の移動を極力減らすため、専用の待合エリアを設けている空港もあります。各空港スタッフの指示に従い、お互いマナーある行動を心がけましょう。
Q. 中国から拡大した新型コロナウイルスに伴い、アジア人への人種差別が心配です。
《回答》
中国で新型コロナウイルスが拡大し、日本でもダイヤモンドプリンセス号の感染者収容で世界から注目を浴びていた今年の2~3月、モルディブへご旅行された弊社お客様も出発前に「アジア人差別」を感じないか不安を抱いておられました。ですが、ご帰国されたお客様からは、「リゾートスタッフからの差別的な接し方は一切なく、いつも通り笑顔で対応してくれた。リゾート内の他国ゲストからも冷たい視線を感じることなく、滞在を満喫できた」との感想が寄せられました。確かにアジア人差別に関する世界のニュースを目にすることもありますが、強制されなくとも自発的にマスクを着用し、うがい・手洗いの徹底、自ら外出自粛を心がける “日本人の精神” が世界で評価されていることも事実です。空港・機内・リゾートでも、皆様が日常行われているマナーを守った行動をされていれば、他国の人々にもそれが伝わり、お互いに快適なリゾートライフを楽しんでいただけると思います。
モルディブ到着
Q. モルディブ入国時の検査や隔離措置はどうなっていますか?
《回答》
マーレ到着後の流れは下記の通りです。
・空港及びリゾート送迎時は、マスクの着用が義務付けられています。
・空港では、入国審査前で、モニターによる体温のスクリーニングチェックが行われます。またモルディブ保険省によるランダムのPCR検査が行われることがあります。(検査費用はモルディブ政府が負担)
・入国審査では、リゾートの事前予約確認書(弊社発行)、PCR検査陰性証明書(英文)、健康申告書(オンライン申請)の提示が求められ、問題なければモルディブに1カ月滞在有効な観光ビザが無料で発給されます。
・到着時に、発熱や咳など新型コロナウイルスが疑われる症状がある旅行者には、同行者を含めてPCR検査が行われ、検査結果が出るまで隔離エリア・施設で待機いただきます。(検査費用は旅行者負担)
・PCR検査で陽性反応が出た場合は、モルディブ保険省の指示に従い、予約先リゾートまたは政府が用意した宿泊施設に隔離されます。
Q. 新型コロナウイルスの発生状況はどうですか?
《回答》
モルディブ国内での感染者数は下記の通りです。(11月5日付)
・モルディブ人:475人
・外国人(移住者、労働者、観光客):311人
※海外渡航者の受け入れを開始した7/15以降の全観光客数:43,609人中のうち、感染者数は0.28%、そのうち0.17%は回復しております。
Q. モルディブでの医療体制はどうですか?
《回答》
現在、モルディブには新型コロナウイルス対応の医療機関(人工呼吸器完備)が8箇所あります。(11月5日付)
【首都・空港島】 マーレ・フルマーレ地区:3(総床数=263床)
【他環礁】シャヴィヤニ環礁:1 / バー環礁:1 / ラーム環礁:1 / ガーフアリフ環礁:1 / アッドゥ環礁:1(総床数:183床)
空きのある総床数は、全体で177床あります。
上記以外にも、隔離施設が4箇所(全部屋数:230室)あり、観光客は医療従事者による監視の下、特別対応でプライベートエリアに滞在いただけます。
また、リゾートでの感染防止対策は徹底しており(後述)、密になる機会が少ないです。万が一体調が悪くなった時でも、リゾート常駐の医師や医療担当者が適切な処置を行い、政府のガイドラインに沿った手続きで対応致します。
リゾート滞在
Q. リゾートでのコロナ対策はどうなっていますか?
《回答》
モルディブの各リゾートでは、政府が定めたガイドラインに則り、新型コロナウイルス感染拡大防止策を徹底しております。
マーレ空港での送迎時~リゾート滞在中ずっと、リゾートスタッフは常にマスク・手袋を着用し、ソーシャルディスタンスを保ちながら接触を最小限にしています。お客様のスーツケースを消毒し、移動手段のスピードボート・水上飛行機・国内線すべての清掃・消毒を徹底しております。リゾートでは、お部屋の清掃・消毒を徹底し、前回のゲスト使用後、24~48時間空けておき、次のゲストに使用する対策をとっているリゾートもあります。レストラン&バーの清掃・消毒も徹底、ソーシャルディスタンスを保つようテーブルやソファーを設置、ビュッフェはシェフが取り分ける、またはアラカルト料理の提供に切り替えるなどの対策を行っております。混載エクスカーションも人数を減らして催行しております。
いくつかのリゾートの具体的な取り組みを詳しく紹介しておりますので、「新型コロナウイルス対応状況」のページも合わせてご確認下さい。
Q. リゾートでの滞在で、不自由さを感じないですか?
《回答》
新型コロナウイルスがすぐに消滅することはないので、しばらくは感染予防をしながら旅を楽しむというスタイルが必要です。
そんな中でもモルディブのリゾートは、モルディブ政府が定めた厳格な規則に準じ、独自で設けた細やかな対策も実施しておりますので、安心してご滞在いただけます。
1島1リゾートの為、人の往来がほとんどなく、1棟独立型のヴィラにより他ゲストとの接触もほとんどないので、世界で一番安全に休暇を過ごす場所の一つです。レストランやバーはほとんどがオープンエアですので換気の心配がなく、テーブルもゆったりと配置されておりますので、常にソーシャルディスタンスが保たれています(リゾートによっては、無料でお部屋でのお食事も提供しています)。また、エクスカーションやダイビングは、参加人数の上限を減らして実施しておりますので、マリンアクティビティもお楽しみいただけます。人が集まるカクテルパーティや過度な接触を伴うベッド/バスデコレーション等は控える場合もございますが、このご時世に合った “プライベート感溢れるリゾート滞在” をより実感していただけると思います。
「徹底した感染予防対策」と「最高の休日を味わっていただけるようなサービス」の両方を第一に考え対応しておりますので、リゾートではストレスフリーなご滞在をお楽しみいただけます。周りの目を気にすることなく、新鮮な空気を思い切り吸って、しばし気持ちをリラックスさせると免疫力アップに繋がるでしょう。
Q. リゾート滞在中に体調を崩してしまった場合、どのような対応になりますか?
《回答》
リゾート内には、応急処置用の医療施設、または、24時間対応の医療従事者が常駐しています。滞在中に体調を崩された場合(咳、鼻水、発熱、呼吸困難などの症状も含む)、各リゾートにより対応方法は異なりますが、概ねの流れは次の通りです。
常駐の医療担当者がお客様のヴィラ内で、症状と今までの渡航歴やその他の関連事項を伺い診断します。新型コロナウイルスの恐れがない場合は、必要であれば薬を処方し、毎日体調チェックを行います。新型コロナウイルスの恐れがある場合は、お客様のヴィラ内、または別に設けられたヴィラに移動し、モルディブ保険省からの指示が出るまで待機いただきます。(お食事やリネン類は、接触しない方法でお部屋にお持ちします。)
その後、モルディブ保険省の指示に従いリゾートスタッフがお客様に今後の流れをご案内、指定日までリゾート内の隔離ヴィラ、または病院/隔離施設にて外に出ることなくお過ごしいただきます。隔離期間中は、医師または医療従事者が体調の経過観察を行います。途中から滞在できなくなった宿泊代や、病院/医療施設にかかる費用、PCR検査費用等は、各リゾートによって対応が異なりますので、リゾートにてご案内致します。お帰りの航空機等は弊社でも現地と連携を取りながら手配のお手伝いを致します。
Q. リゾート滞在中に体調を崩してしまった時、英語が上手く話せないので不安です。
《回答》
英語でのコミュニケーションが不安な場合は、無料通話アプリを利用して、弊社緊急連絡先にお電話下さい。また、現地手配会社の緊急連絡先(日本人/日本語スタッフ)でも対応致します。お客様からお身体の状態をうかがい、リゾートスタッフへお伝えしますので、リゾートに日本語スタッフがいない場合でもご安心下さい。
Q. リゾートには、ヨーロッパやアメリカのゲストが多く不安です。
《回答》
現在、モルディブへの入国者全員に、ご出発の96時間以内に検査・取得されたPCR検査の陰性証明書の提出が義務付けられております。各航空会社や空港でも、様々な感染拡大予防策が講じられております。その為、国境が開けられた7/15以降に訪れた海外旅行者で新型コロナウイルスの感染が確認された人数は、1%弱にとどまっております。この状況下で、皆様自身もマスク着用、うがい・手洗い、ソーシャルディスタンスを徹底いただければ、かなり感染のリスクは抑えられると思います。もしそれでも心配という方は、他ゲストとの接触がほとんどない、部屋数の少ないリゾートを選ばれると良いでしょう。
日本帰国後
Q. 日本帰国後の措置・行動制限などは、どうなっていますか?
《回答》
モルディブからご帰国の場合、下記の措置・制限が設けられています。(2020年11月11日現在)
・空港にて、新型コロナウイルスの検査を受け、検査結果が出るまで、空港内のスペース又は検疫所が指定した施設で待機。
(到着から検査結果判明まで1~3時間程度かかる見込み)
・入国の次の日から起算して14日間は、検疫所長が指定する場所(自宅など)で待機。
・空港から14日間待機する場所(自宅など)までは、公共交通機関を使用せずに移動。
(家族の車や個人で手配したハイヤーなどを利用)
詳しくは、厚生労働省のご案内(→詳しくはこちら)をご参照下さい。
以上で、アンケートの集計結果報告は終わりです。
安心安全を心がけ、ニューノーマルなモルディブをおもいっきり楽しみましょう。
アンケートにご協力いただきました皆様へ、この場を借りて御礼申し上げます。有難うございました。